第36回URUZO!ミーティング議事録

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日時:2022年4月4日(月) 19:00~20:00

場所:オンライン開催(ZOOM)

参加:五島先生(ふれあい歯科ごとう)、高田先生(言語聴覚士・はなすたべるくらす舎 代表)、藤崎(日本介護食品協議会 事務局)、的場(ハウス食品)、渡辺(マルハニチロ)、三好(アサヒグループ食品)、村田(ヤマト・フード・システム)、阪元(明治)

<議事録作成>

アサヒグループ食品→[明治]→ハウス食品→マルハニチロ

■第36回URUZO!開催目的

 訪問看護師調査内容の共有、UDFフローチャート評価方法の検討   

■訪問看護師への調査について

・調査内容:訪問看護師に調査N100の定量調査、N8の定性調査(グループインタビュー)

・調査目的:

訪問看護師の職種が最も在宅被介護者の生活に密接に関わっており、

UDFの普及者となっていただける可能性がある。

どのような理由でUDFが使われているか・または使われていないかを調査して今後の調

査に活かす。

[的場]メディバンクスさんに質問の調査票を整えていただいている状況。

御見積をいただいて、調査の対象者数を決定する。

■UDFフローチャート活用の検討

(1)議題

・2005年に作成した区分選択の目安(簡易的なフローチャート)を改良して活用強化できないか。

(2)先生からのアドバイス

[五島先生]

①我々はこのフローチャートで食形態を決めることはない。認定看護師ならともかく、看護師であればこのような表を好む方は一定数存在する。訪問看護師用であればもう少し詳しく専門的な内容を盛り込むべき。例えば食塊の大きさは何センチなのかを定義する。

②フローチャートは誰に向けてかで種類を分けるべき。看護師向けであれば「その人の体調・内科的プロフィール(どういう食事を摂っているか、胃ろう有無等)」があると方が良い。一般の方で言うと、「今、こんなものを食べている方はコレ」とわかりやすく。

[高田先生]

①右下の「細かいもの」に矛盾があるのではないか。「細かいものなら食べられる」の定義は?表現としては専門家(特に学会分類の関係者)から見ると曖昧過ぎる。「バラけやすくても細かければよい」という解釈をされてしまう可能性あり注意が必要。「細かいがまとまりやすいものなら食べられる」等の言い回しが良いのではないか。まとまりを意識すべき。

②上段「1つでもあてはまることがありますか?」の中に、「噛めないと思ったら口から出すことができる。」は重要な基準なので入れるべき。口腔内の 感覚・認知機能を確認し安全を担保する。自分で出せない場合は介助が必要になる。

【Q】[三好][的場]

・食形態分類表のような写真が入った資料の方がわかりやすいのではないか。

【A】[高田先生]

・職種によって異なる。訪問看護師であれば区分に各食形態の写真が入った資料が良いと思う。栄養士やSTになればもう少し踏み込んだ資料が必要。

【A】[五島先生]

・看護師さんにとっての資料であればわかりやすいと思う。

[三好]

・専門家だけではなく、ドラッグストアの店員さんでも紹介できるぐらいわかりやすい資料にしたい。

・食材は硬さのイメージをつくることを目的として選択する。

[高田先生]

・留意ポイントがあると尚良い。(例:具材は1種類ずつ柔らかそうな物から試す等)

訪問看護師の業務的な割合を考慮すると視覚的なツールの方が良いのではないか。

・段階がある・難易度に違いがあるとはっきり理解いただくような色分けが良い。また、学会分類と差別化してよりわかりやすいようにするのも良いのではないか。

(例:ペーストの肉じゃが→具材の形がわからないじゃがいも)

・区分マークの上に容易に噛めるなら「通常食」、かまなくてよいなら「ゼリー・プリン」等を記載する、または色で区分ごとにグラデーションで分ける

【Q】[三好]

・常食が右左どちらかがわかったほうが良いか?

【A】[五島先生]

・この表記で慣れているので問題ない。

【Q】[渡辺]

・プロフィールの詳細度は?

【A】[五島先生]

・どんな生活をされていて、どんな物を食べているか程度の、イメージしやすくなることが

目的。認知・口腔環境・咀嚼機能

■まとめ

・食形態とプロフィールを記載した普及ツールを作成する。

・次回までにたたき台を作成し、ブラッシュアップし先生方にご確認いただく。

①食形態について

・横→縦に変更

・矢印を引く

・区分ごとに色分けを行う

・食材は卵・肉じゃがを継続して使用する方向(身近な食材でイメージし易い)

 ②プロフィールについて

 ・認知機能

・口腔環境

・咀嚼機能

次回 第37回URUZO!ミーティング日程:

5月23日(月)19:00~

課題:次回ミーティングまでにまでにUDF区分表のたたき台を作成する

議事録作成者:株式会社明治 阪元直輝

議事録確認者:URUZO!

■フローチャート(2005年作成)

■区分表

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