飯塚姉妹 症例検討ケース3

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9月3日(木)20:00~ 症例検討 第3回
参加者:五島・藤巻・増田・奥山・飯塚・野村

患者:M.M 90才 女性
• 既往:82歳 高血圧症・狭心症・脳梗塞後遺症
   83歳 左橈骨遠位端骨折 術後
   84歳 右人工股関節再置換術
   89歳 貧血・便潜血 入院加療  
入院中扁平苔癬の診断あり。

• 現病: 2020年2月12日より左膝の急激な疼痛訴え、歩行困難となりクリニック受診。左下腿腫脹と一部循環障害により黒色変化あり、精査・加療を勧められ、3月17日S病院フットケア・外来予約。デイサービスも休むようになり、腫脹は悪化。2月28日には右下腿擦過傷ありからの浸出、左下腿水疱からの浸出あり、頻回な処置要すため、特別訪問看護指示のもと訪問看護介入開始。

• ADL:伝え歩きにて室内歩行可能
• 食事:経口摂取 3食/日
• 排泄:トイレにて排泄。オムツ着用なし。
家族:KPは娘様。見守り軽度で生活はほぼ自立している
サービス週間スケジュール
• 月 終日デイサービス 
• 火 PMヘルパー 
• 水 PM 訪看 (月1回)
• 木 終日デイサービス  
• 金 終日デイサービス
• 土 PM 訪リハ         
※往診医は月2回。※歯科診療は月1回。

現状の口腔内
~個人情報保護のため省略~

現在使用している口腔ケア物品
• 綿棒のみ、スポンジブラシ
• 歯磨き粉は使用せず、水のみ。口腔ケアジェルも刺激が強く拒否。

問題点・課題
• 痛みが強く、手技は確立しているが口腔ケアの実践が困難。
• 優しくブラッシングするよう促すが磨いた気にならないと、
ガシガシ洗う
• 食事内容も偏りが出てきて、摂取量が低下している。
【ミーティング内容】
・口腔内環境悪化を改善する。→5日間のスパンでブラシを柔らかいものから硬いものへ
・歯茎部、歯間の汚れはスポンジブラシでは取れない。
・歯間ブラシを使用してみる。
・歯石は歯科でしか取れない。
・3日間くらいは頑張ってみる。小さめのヘッドから使用してみる。
・口腔内の環境が改善していけば炎症が落ち着いてくる。
・歯茎部へのアプローチ、指導していく。当てなければ意味がないと指導。
・歯と歯茎の間、歯の間!
・腫れが強い時、波動がないか。

・癌との鑑別

・赤炎症、ピンク健康、黒はない
・硬さ普通でOK ・毛先は普通で
・45度でまずは歯茎部に当てる
・歯ブラシ硬くてもプラークは取れない
・歯茎より上は患者、歯茎から下は歯医者
※介助者は歯茎より上
・ぶくぶくうがい、周りの人に聞こえるくらい大きな音で。
・がらがらうがい、長く。
・白板症までいってる?
・圧は歯茎が薄ら白くなる程度。

1,ブラッシングの必要を説明 柔らかいものから徐々に硬めの歯ブラシへ
2,歯石除去を依頼、ジスロマック処方

次回2020年 10月 1日(木)20時~

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