”食べる”側面を支える②

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2.””食べる”を支える役割”

私は“言語聴覚士”という肩書を胸や背中に貼り付け、食支援の現場で沢山の方と関わっています。言語聴覚士とは“話す、聞く、食べることのプロフェッショナル”です。言語聴覚士をご存知でない方も医療が関わる場で「ST(エスティー:Speech-Language-therapist)」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
食支援には医師をはじめとする多くの専門職が関わっています。最近はテレビでも誤嚥性肺炎や嚥下障害という言葉が多く取り扱われ、多くの方が嚥下(食物を飲み込むこと)に関する知識をお持ちです。その中で私たち言語聴覚士だからこそ担える役割。それは、””食べる”を未来に繋げ、食の空間が生きるチカラや喜びとなるお手伝いができる”ことだと私は考えています。
言語聴覚士は”食べる”に関わる脳の機能や身体のメカニズムを熟知しています。そのため、なぜ食べることが苦手なのかの原因を探し出すが出来ます。どのように食べることが安全なのか、残された食べるための機能を最大限に生かすにはどのように環境を整えることが必要なのか…具体性をもって言葉や形にすることができます。また、言語聴覚士は”話す、聞く”のプロでもあります。話し方や表情、身振り、ことばから相手の想いを汲み取ることをとても得意としています(前回のコラムでいう”エッセンス”を見つけ出すことが得意です)。例え、食べるための身体の機能を一部失ったとしても、個人が生きていく上で大切にしていることをエッセンスとして食べる空間に取り入れることができる。食べる空間に安心や笑顔を作り出せる役割が言語聴覚士にあると私は思っています。

えん訪問看護リハビリステーション 言語聴覚士 菅野 小百合

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