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- 第35回 飯塚姉妹 議事録
日時:2023年11月30日(木) 20:15~21:15
場所:ふれあい歯科ごとう・オンライン開催(ZOOM)
参加:俣野先生、松本先生、佐久間先生(歯科衛生士)、貞方先生、佐藤先生、坂野先生、小澤先生、磯崎先生、丹藤先生、神代先生、
蛯名先生、五島先生、藤巻先生、多川先生、辻先生、飯塚、野村
<前回のから経過>
80歳代 男性 独居
腹部大動脈瘤
糖尿病 高血圧症
5月腸捻転入院→7月自宅退院。
退院後2週間で急激にADLに低下、CWより往診依頼。
往診とともに訪問看護介入開始。→精査の結果、肺腺がん末期の診断。
ベッド上全介助
週間スケジュール:毎日1回訪問看護、毎日2回訪問介護
<検討したこと>
救急搬送、肺腺がん診断。胸腔ドレーン、胸膜癒着術繰り返し。
昨日退院。内服整理整頓、CM↔CW明日から訪問歯科診療。
退院後は口腔内乾燥強い。
入院中に購入してきたペプチサルジェントルマウスウォッシュ(保湿成分あり)使用して口腔ケア介入していく。
マウスウォッシュをスプレーとして使っても良いかもね。
薬減った分、薬による口渇は減ってくるかも。
唾液分泌を促す方向でアプローチ。
ジェルを使ったとして正しく使用できていないと…。ジェルを口腔ケアに使っていくのは有りかもね。
医科は保険適用だけど、歯科は自己負担で買ってもらうことが多い。
少量の水を少しずつ飲んでもらう。
唾液を出す力があるのかアセスメント、結果次第でケア方法検討。
舌根部の汚れに注意。
<その後>
11月1日急変。分子標的薬は不適応、胸水貯留・呼吸困難感悪化。経口摂取量激減。
11月4日ご逝去。
<看護師が行えたこと、できなかったこと>
訪問歯科導入し義歯の調整を行ってくれた。
義歯の取り扱いについてCMを中心に連携を図ることができた。
口腔内乾燥の改善は乏しく、義歯を外してしまうことにより常時開口した状態だった。
<ターミナル期の口腔ケアって>
ターミナル期に移行する段階になると口腔ケアに時間を割くことが難しくなってくる。
限られた時間、資源の限界はあるもの。次に活かすこと!
指で触って確認。舌だけでは口腔乾燥か判断つかない。触るだけで唾液腺が刺激されて唾液が出てくる。
老衰(最終口腔ケアくらいしかケアできることがなくなってくる)なのか、癌なのか(目まぐるしい展開、口腔ケアに時間を割くことが難しい)でケア変わってくる。
痛みの緩和、幸せ度、呼吸が苦しくなかった?最期まで食べられた?お話できた?
舌苔を浮かせるには舌ブラシ、指でも可(優しく優しく)
短い時間でどこまでできるか、苦しくないように。
白ごま油、昆布茶(4倍くらいに薄めて使う)
◆次回(予定) 第34回飯塚姉妹 2023年 12月 21日(木) 20時15分~
議事録作成:訪問看護ステーションやごころ 野村
議事録確認者:飯塚
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