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- 飯塚姉妹 症例検討ケース9
4月15日(木)20:15~ 症例検討 第9回
参加者:五島・藤巻・前田(島根県)・松岡・佐久間・飯塚・野村
患者紹介
• 患者:80才代 女性
• 既往:アルツハイマー型認知症
• 現病歴:乳癌多発転移(術後・終末期)
• ADL:ほぼ自立
• 食事:経口摂取 2食/日
• 家族:皆様他界し、独居。
サービス週間スケジュール
• 毎日 訪問看護 ※往診医は月2回。 ※歯科診療はなし
• 定期巡回随時対応サービス 3回/日 安否確認・服薬管理
現状の口腔内
~個人情報保護のため省略~
現在使用している口腔ケア物品
• 歯ブラシ・スポンジブラシを使用
• 水飲みの口腔ケア
問題点・課題
• 下顎への転移があり臭気が強い。歯肉から易出血性。
• 唾液が垂れ流し。
• 口腔ケアは習慣化していない。
• BSC(ベスト サポーティブ ケア)の方針であり、口腔環境に対して現状患者本人は困っていることはない。
→この状態でいいのか。口腔ケアにおいてもこのまま積極的に行わなくてもいいのか。
→口腔ケアは我々医療者の自己満足になってしまうか。
→口腔ケアの必要性・目標はどこなのか・・・
【ミーティング内容】
・患者様がどのようなステージであっても口腔内の清潔を保持することで爽快感・安楽に繋がるため、積極的に歯科診療に繋げる。
・舌下の腫瘍がどのくらい大きいものか不明だが、腫瘍に対しては粘膜を傷つけないようスポンジブラシは使用しない。
・乾燥に対しては保湿剤塗布を頻回に。
・顎骨壊死による骨折の危険性もあり、愛護的にケアする。
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