第三回 INOUER 議事録
日 時2024/2/9 20時~
参加者:五島先生、菅野(ゲスト)、島村(ニュートリー)、澤田さん(南古谷病院)
井上、稲山(書記)
ゲスト:菅野さん(言語聴覚士)
・摂食嚥下に関して正しい評価方法、体制作りについて
病院勤務管理栄養士から、病院に言語聴覚士が不在で医師も嚥下に詳しくないし、歯科医師は病棟に関わっていないその中で、とろみの濃さの判断がなんとなくになってしまっている。
在宅では、とろみの付けすぎでダマが出来ているケースや、飲み物の種類によってとろみの濃度が異なる場合があり困る。
⇒水分は誤嚥しやすいため、口腔内で分散してしまう方については濃いとろみを採用しがち。バラけないというメリットがあるが、口腔内に残りやすい。本来は、食べられない=濃いとろみではない。安心のために濃いとろみから始めるのではなく、薄いとろみから始めてむせる場合は中間に…という段取りの方が良い。
水飲みテストを実施して、SpO2を測るくらいならやって貰えるのでは?
もしくは、RSSTも相関があるのでRSSTでも良いかも。勿論、管理栄養士がやって良い!!
・在宅での管理栄養士が行う嚥下評価について
RSSTが良い!⇒心配なら薄いとろみから(SpO2を確認)
「喫食後に吸引で引けました」という指摘に対しては、食後にお茶を5口飲んで貰うと残留が軽減することがある。特にアイスなど色の違う食品は残留があると言われやすい
後から引けた:喉頭蓋凹に残った残留が時間をかけて流れている可能性
※おっさんが痰を出すように「かーっ」てやってってお願いすると良い
・SSK-Oについて
以前、新食研がケアマネやヘルパー向けに食形態の大雑把な指標を作った。
口が悪いor良い、喉が悪いor良いの4つの選択肢を組み合わせ、おおよその食形態が判別できるようにした。専門家ではないので、見やすく、分かりやすくすることを意識。
次回日程
3/8(金)19時~ ふれあい歯科にて 東京女子医科大学の若林教授をご招待
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