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第37回 飯塚姉妹 議事録
日時:2024年1月25日(木) 20:15~21:15
場所:ふれあい歯科ごとう・オンライン開催(ZOOM)
参加:俣野先生、坂野先生、佐久間先生、吉村先生、佐藤先生、梅野先生
蛯名先生、五島先生、藤巻先生、辻先生、飯塚、野村
<前回の振り返り>
74歳女性 要介護5
躁うつ病→自殺未遂にてリチウム中毒、四肢不自由
KP:息子様、コミュニケーション難しくノートを介して情報交換
ADL:ベッド上全介助
食事:1日2回ラコール投与 PEG
排泄:おむつ着用 1日2回交換
保清:週1回入浴介助
訪問看護:週6回
訪問介護:週6回
往診:月2回
現在使用している物品 スポンジブラシ・歯ブラシのみ。
<課題>
ステーションが複数入ることで自由度がなくなる
使用物品が限られている
1年前と比べ、前歯が抜け上奥歯は内側に向いてしまっている
このまま歯が抜けていっていいのか
<検討>
歯周病の影響
歯が抜けているために内側に向いてきている可能性
狭窄の可能性
息子も精神疾患ある可能性高い
自分たちが行くときだけでも物品持参してもいいかも
普段の姿勢・普段の口元が分かると考察しやすく
枕を少し高めにして姿勢調整することで歯並び変わってくる
口唇乾燥に対し保湿剤を!
ノートで息子さんに協力を→できたら褒める!
首が後ろにいっていると口が開きやすくなる
ケア中だけでも腹筋を活かす。座る姿勢取ってもらう時間があってもいいかも!
寝返り(ベッド柵使わず身体を丸めるような)するだけでも腹筋鍛えられるよ!
ステーション間で足並み揃えるのも大事、ステーション同士での連携。
同行してケア確認、その場でケアをいい方向へ
世帯分離して生活保護も検討
前歯がないと飲み込みにくい、顔貌の変化等、どうして口腔ケアが必要なのか伝える
使ってない口ほどよりケアが必要
<症例検討>
81歳女性
独居
右脳梗塞、腰部圧迫骨折
左片麻痺あり
ADL:ベッド周囲数歩なら歩行可
食事:口腔内に溜め込み、飲み込むまで時間かかるがほぼ自立
入浴:週2回デイサービス
訪問介護:毎日2回
訪問看護:週1回
デイサービス:週2回
訪問診療:隔週
訪問歯科診療:隔週
年末に発熱、その後ADL低下が顕著。その頃から口腔内環境悪化→歯科衛生士へ相談。
発熱は誤嚥性肺炎の可能性あり、入院勧めるも自宅療養を強く希望。
禁飲食でいきたいところだったが経口摂取に対する意欲が強く、介助者がいるときのみゼリー可の指示。
日を追うごとに口腔内環境悪化。
歯科:口腔ケアを積極的に行うよう指示あり。ヘルパー・看護師介入時に口腔ケア実施。
改善なくフロリードゲル処方となるも入院を決意し入院となる。
<問題・課題>
・医科歯科連携の難しさを痛感
・情報共有に対して歯科側よりご意見頂く
→実際にどのような情報がほしかったんだろうか。
・カンジダになると経口摂取はできないの?
<検討>
免疫低下により一気に悪化。
唾液減少
フロリードゲル出すのが遅すぎ。出してれば2~3日で改善。
禁食にしたのも間違い。栄養・免疫低下して逆効果。
「食べてはいけない。」→理解できない。痛みや出血、灼熱感があるなら別だけど。
報告時写真添付する!
歯科・衛生士をサポートすることを今後も継続。
根本を中心に磨く。
口腔乾燥からカリエスが広がった。
歯ぎしり・食いしばり、小さなキズから虫歯。ポロポロ折れたか。
どんな情報が欲しかったのか聞いてみる。
麻痺が有る方の口腔内管理大事。舌が健側に向いている。
3月23日15時~
◆次回(予定) 第38回飯塚姉妹 2024年 2月 22日(木) 20時15分~
議事録作成:訪問看護ステーションやごころ 野村
議事録確認者:飯塚
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