言語聴覚士 高梨 智穂子
現在、私は訪問の仕事は殆どしておらず、放課後デイサービス等で、主に発達障害の子を個別に言語リハビリテーション(言語療育)を実施しております。
発達障害は、主に自閉症・注意欠如多動性、・学習障害の 3 つに分類されます。このどれか 1 つだけの症状というよりは、混合型の方が一般的です。
具体的には、①言語面での問題と②日常生活での問題が、よく見かける臨床像です。①は、言葉が遅い、話せるが発音が間違っている(中には何を言っているのか聞き手に殆ど分からない場合もある)、知的には問題ないが読んだり書いたりするのが苦手等の問題で、②は、集中が途切れる、注意散漫で興味を持った方に突然行ってしまう(目的地に中々到着できない)、拘りが強い、初めての場所や人また予定外の事柄が苦手で時にはパニックを起こす事もある、忘れ物が多い、不器用、落ち着きがなくきちんと座っていられない(体幹がクネクネしたり、脚をバタバタさせる、手遊びする等。ひどい場合は離席してしまうこと
もある)、話はできるが場に合わない話をしてしまう(いわゆる KY)等の問題です。
そういったお子さん達の気になる点について課題を見極め、発達過程や特性も確認した上で、1 人 1 人に適したオーダーメイドのハビリテーションを実施し、同時に保護者のご相談にも乗りながら、子どもに合わせて成長を促す療育を行っています。
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