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- 新食動研議事録
1月14日20時より以下のように行いました。
●参加者:6名
●職種:歯科医師、理学療法士、デイ、鍼灸、福祉用具専門相談員など
●内容:
デイサービスヨウコー夜野さんより動画提供。
事例検討。
①パーキンソン、右麻痺、スプーンがうまく握れない女性の方。デイサービスでは椅子を前傾にしたりと工夫をしている。
【動画検証】
●スプーンを変えてみたらどうか?
肩も落ちており動きが悪いことから腕の重さで姿勢が崩れているのではないかと考えられる。
そのためスプーン自体も重く感じてしまうのではないか。改善点として子供用の持ち手が丸くなったスプーンなどを使ってみるのも良いかも。
●口の認識が鈍感ではないか?
改善点として口腔スポンジに味をつけてしゃぶる練習なども良いかも。
●歯の状態が悪いのではないか?
差し歯の根が細くなり不安定になってそろそろ抜けそう。
口腔環境も見直す方が良いかも。
②身長178センチ体重42キロの男性。脳梗塞後遺症。狭心症の方。
デイでは最後まで食べるまで見守っているが飲み込めていない気がする。
【動画検証】
●エンゲ反射が出ていない。
食事に1時間かけているが、全くエンゲができていないことにより食事に体力を使っている。
現在の食形態では限界がありペースト食にする必要がありそう。
●楽しみは確保してあげる。
食事は好きだと言うことなので初めの15分は楽しみのために通常食を食べてもらいその後は栄養食に変えるほうがよさそう。
●重要なのは筋力。
ドクターは狭心症のためあまり太るのを好んではいないようだが、そもそも栄養取る(食べる)ための筋力自体もない状況。これでは逆効果のため筋肉量を増やすための栄養摂取が重要と思われる。
姿勢も改善点はあるがそれを保つ筋力をつけることが先だろう。
●転倒が心配。
階段の1段を使ったり雑誌を重ねて踏み台昇降をし転ばないでできる運動も検討しても良いのでは。
などなどたくさんの専門的な意見が出ました。
次回も今日の話し合いをもとにどのように改善できていたかを深掘りしていきます。
●次回日にち:
2月18日(木)20時10分より
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