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- 第25回 飯塚姉妹 議事録
日時:2022年11月24日(木) 20:15~21:15
場所:ふれあい歯科ごとう・オンライン開催(ZOOM)
参加:俣野先生(長崎県・歯科医師)、
前田先生(島根県・歯科医師)、
笠原先生(諏訪市・歯科医師)、
吉村先生(世田谷区・理学療法士)、
佐藤先生(鹿児島県・訪問看護師)、
佐久間先生(島根県・歯科衛生士)、
坂野先生(山梨県・歯科衛生士)、
倉持先生(茨城県・歯科衛生士)、
貞方先生(長崎県・訪問看護師)、
小林先生(東京都・Ope室看護師)、
磯崎先生(世田谷区・ケアマネジャー)、
神代(こうじろ)先生(島根県・歯科衛生士)、
三好先生(広島県)、
梅野先生(大阪府・看護師)
蛯名先生、五島先生、藤巻先生、多川先生、飯塚、野村
<前回症例の振り返り>
口腔底部癌頸部リンパ節転移の症例
~在宅介入があるも口腔内に注意を払わなかった結果~
要支援2、男性
主訴:転倒をしないように活動量upを目指す介入をしていた
常食:奥様調理
ご家族:痩せていることを心配していた
食事内容記録
★咀嚼違和感あり
2ヶ月で10kgマイナス。
★会話時滑舌悪く、聞き取りにくい。口腔機能低下の恐れあり
本人は5~6ヶ月前から違和感があった(入れ歯が合いづらい)が、
問診等で捕らえられなかった。
3ヶ月目には緩和ケア病棟へ入院となった。
介入したそれぞれの職種が固まった考えで診てしまっていた。
口の中に注意を払ってもらいたい!
口臭に対して使うフラジールはどうやって使う?
→保険適用外。粉末にして塗布(ガーゼ交換のタイミングで)。臭いは軽減する。
看護師の実際はどう?
介護度が低いと口腔ケアの優先順位はなかなか低め
患者さん側のハードルも高め
食べにくい・体重減少で見ることが多いかな。
意識の問題
歯科サイド
注意を払ってもらいたい
1961年 看護の基本となるもの
看護の質は口腔ケア
リハビリ
来所時にうがいしてもらう→食残の有無チェック
歯科衛生士
口の中にはたくさんの情報がある
口腔機能向上加算(STでもNSでの可)
<今回の症例>
正しいうがい方法ってあるの?
特に自立~見守りレベルの人って指導難しくない?
・「ぶくぶくうがい」か「がらがらうがいか」はっきり指示する。
ぶくぶく→口腔内の清掃 15秒~20秒力強く、外に聞こえるくらい
がらがら→喉の奥 20秒~勢いよりも喉の奥まで
・認知症高齢者
2歳~3歳頃からできる。人間だけ
高齢になると忘れてしまう。→積極的にやってもらう
外側に膨らませるような力強いうがい→唾液促進、リハビリ、pHを整える
歯磨き前に1回、歯磨き、その後再度うがい1回
実際やってみると15秒は長いよね→もう一歩頑張ってもらう
・うがいってそもそも効果ある?
食渣はそんなに問題?しっかり歯磨きすることの方が必要
洗浄剤よりも唾液の方が効果あるのでは
訓練としては効果的。
あくまでもブラッシングの補助!基本はブラシ!
フッ化物を残すためにはペットボトルキャップ2杯分程度のうがい
夜はしっかり15分くらいかけて丁寧に
・準備運動のためのうがい
うがいを見てアセスメントする
・ガラガラうがいも深いところまでは届かないよね
口の中をきれいにして唾液を
・1.感染対策(喉の奥・口の中全体)
2.虫歯予防
・デイケア
来所時にぶくぶくうがい
食事前口腔体操
食事後口腔ケア
・看護師の教科書や災害時口腔ケアの内容も変化してきてる
◆次回(予定) 第22回飯塚姉妹 2022年 2月 16日(木) 20時15分~
議事録作成:訪問看護ステーションやごころ 野村
議事録確認者:飯塚
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