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第38回 飯塚姉妹 議事録
日時:2024年2月22日(木) 20:15~21:15
場所:ふれあい歯科ごとう・オンライン開催(ZOOM)
参加:俣野先生、松本先生、吉村先生、貞方先生、川端先生、磯崎先生
五島先生、藤巻先生、多川先生、森先生、辻先生、飯塚、野村
<前回の振り返り>
81歳女性
独居
右脳梗塞、腰部圧迫骨折
左片麻痺あり
ADL:ベッド周囲数歩なら歩行可、屋外は車椅子
食事:口腔内に溜め込み、飲み込むまで時間かかる
排泄:Pトイレ、時々失禁
入浴:週2回デイサービスで入浴
訪問介護:毎日2~3回
訪問看護:週1回
デイサービス:週2回
訪問診療:隔週
訪問歯科診療:隔週
年末に発熱、その後ADL低下が顕著。その頃から口腔内環境悪化→歯科医師・歯科衛生士へ相談。
発熱は誤嚥性肺炎の可能性あり、入院勧めるも自宅療養を強く希望。
禁飲食でいきたいところだったが経口摂取に対する意欲が強く、介助者がいるときのみゼリー可の指示。抗生剤・補液、特別訪問看護指示のもと連日訪問。
↓
日を追うごとに口腔内環境悪化。1月9日、16日歯科往診
9日の時点で口腔ケアを積極的に行うよう指示あり。ヘルパー・看護師介入時に1日3回口腔ケア実施。
16日更に悪化し、フロリードゲル処方となるも本人入院を決意し入院となる。
<問題・課題>
・医科歯科連携の難しさを痛感
・情報共有に対して歯科側よりご意見頂く
→実際にどのような情報がほしかったのだろうか。
・カンジダになると経口摂取はできないの?
<検討>
免疫低下により一気に悪化。
唾液減少
フロリードゲル出すのが遅すぎ。出してれば2~3日で改善。
禁食にしたのも間違い。栄養・免疫低下して逆効果。
→それでも再発のリスクはある。口腔ケアの継続が大切。
★胃ろうが入っていても少しずつでも経口摂取続けていきたい。
将来は胃ろう抜去できるように頑張っていきたい。
「食べてはいけない。」→理解できない。痛みや出血、灼熱感があるなら別だけど。
報告時写真添付する!
歯科・衛生士をサポートすることを今後も継続。
根本を中心に磨く。
口腔乾燥からカリエスが広がった。
歯ぎしり・食いしばり、小さなキズから虫歯。ポロポロ折れたか。
どんな情報が欲しかったのか聞いてみる。
麻痺が有る方の口腔内管理大事。舌が健側に向いている。
<今回の症例検討>
70歳、男性、独居
統合失調症
ADL:自立
食事:常食
入浴:デイサービス週2回
<週間スケジュール>
訪問看護週1回
訪問介護週2回
デイサービス週2回
<問題・課題>
・左上、腫れていて噛むと義歯が当たって痛い
・義歯合ってない
<検討>
右上あえて残してる可能性、衛生的にしておく→歯ブラシでブラッシングして可
膿だったら柔らかい
硬いのであれば骨隆起
義歯の修正
義歯を清潔にする
床の面積が大きければ大きいほど接着
義歯を作り直す!
統合失調症に対しても歯科往診は可能
まずは歯科に繋げる→治療期間は最短でも1ヶ月、大体2ヶ月
介護保険での診察は月2回(歯科医師)、月4回(歯科衛生士)
<相談>
低出生体重児。人工呼吸器装着中、胃ろうから栄養を摂っており最近経口摂取を始めた。
口腔ケアどうしていくのだろうか。来月退院予定。
→まずは大人が見本を見せてみては。
呼吸器関連の肺炎を予防していきたい!
短時間で口腔内を見るポイントは?
→専門職が見るのが一番、適切なアドバイスを
◆次回(予定) 第38回飯塚姉妹 2024年 3月 28日(木) 20時15分~
議事録作成:訪問看護ステーションやごころ 野村
議事録確認者:飯塚
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