在宅での呼吸と栄養について2

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2.私と新宿食支援研究会との出会い

胡谷 奏

 私が新宿食支援研究会(以下、新食研)に所属する事になったのは、同会に所属している理学療法士の方から「新宿で仕事するんだったら絶対1回は来た方が良い!!」と声をかけて頂き、一度参加したのがきっかけです。

もともと、私が勤めていた急性期病院時代に、がん患者さんと一緒にかき氷を作ったり、歩行練習という口実で病院内の売店まで行ったり、栄養士さんと恊働して好みの食事を提供したり、理学療法士ができる範囲で食事に関わる機会は何度かありました。新食研ワーキンググループの「SSR」(新宿食支援リサーチ)では、食事姿勢や環境調整から食べる事を改善させたり、日常生活自立動作(以下ADL)を改善させたりしている事実があり、私はここで修行させてもらいたいと思うようになりました。しかし、いざ訪問に出てみるとあまり姿勢によって食事量が減少している方はいませんでした。そんな時、呼吸器疾患の方で低栄養の方に出会いました。これは、私の出番かもしれないと思いました。きっと、食支援に関わっていなければ食事内容や食事環境に着目する事はなかったかもしれません。それからというもの看護師さんよりもその方の食事量や体重、生活環境について気にかけるようになりました。幸い、ご家族も医療従事者の方で栄養補助食品などもすぐに手配して下さり、少しずつADLも安定してきたのです。

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