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- 飯塚姉妹 症例検討ケース10
5月13日(木)20:15~ 症例検討 第10回
参加者:五島・藤巻・蛯名・前田(島根県)・梅野・佐久間・飯塚・野村
患者紹介
• 患者:91才 女性
• 既往:アルツハイマー型認知症
• 現病歴:右乳がん・下顎骨転移
• ADL:全介助
• 食事:介助にて経口摂取
• 排泄:オムツ着用 全失禁
• 家族:独居
サービス週間スケジュール
• 毎日 訪問看護 ※往診医は月2回。※歯科診療はなし
• デイサービスに週4回通っている
現状の口腔内
~個人情報保護のため省略~
現在使用している口腔ケア物品
• 歯ブラシ・スポンジブラシを使用
• 水飲みの口腔ケアであったため、左記の物品使用開始
問題点・課題
• 腫瘍部が過敏となり、自己でのケアが不十分
• 腫瘍部に食物残渣が溜まりやすい
• 感染のリスクが高い→自己でのケアに対する理解が乏しい(認知症特有?)
• 白苔?はとっても良いものか・・・
• 口腔ケア物品を2種類ほど試し、今使えるものにたどり着いたが購入先がない
【ミーティング内容】
・粘膜を傷つけるためスポンジブラシ・歯ブラシは禁。
・疼痛コントロールに努め、口腔内傷つけないようシリンジ等を用いて愛護的に洗浄する。
・感染予防に努める。
・早期に歯科診療の介入を依頼し、抗生物質軟膏等を頻回に塗布する。(JGパスタ)
・ガーゼに消毒液を染みこませて蓋をしてあげる。
・口腔ケアに拒否がある方であり、口腔ケアをやることでご本人様の苦痛が増えるのでは?
と考えていたが、終末期だからこそ専門家の介入を。
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